テストも来週となり、徐々に難しい内容も覚えなければならない時期に入ってきました。
ただその際に気になることが、「分からん!」という一言だけで『丸投げ』をしてしまうことです。
個々の能力が違うため、全ての人が全ての内容を理解できるとは思っていません。
しかし、「ここまでは理解できたけど、その後からが・・・?」や「ここの意味が分からなくて、どうしてこうなるのですか?」という言葉があってほしいなと思います。
授業の中で、生徒から質問をされたときは、必ず『何が? どのように? 分からないか説明をしてほしい』と伝えます。
そうすることで、生徒自身も今一度自分の頭の中を整理するため、落ち着いて考えることが出来ます。
よく質問をされてこちらが解説をしようとする前に、生徒が「分かった」と自己解決することが見られます。
その多くが、問題文をよく読んで情報を整理したことでの気付きです。
逆に言えば、丁寧に問題を読まずに、「分からない」と言って考えることを止めてしまっているのです。
新しいことを習っているため、分からないものが出てくることは当然です。
しかし、習っていないから分からないというものではありません。
自分でしっかりと考えることで、分かることはたくさんあります。
自分は『何が どのように 分からないか』を考えて質問をしてくれれば、それに対して適切な回答をズバリしていきます。
そうすることで、分かっていることをくどくどと聞かされる無駄な時間を省くことが出来ます。
まずは、自分で出来る事を増やし、手助けが必要なことは最小限にしていくことで、効率が良い学習が出来ます。
だからこそ、自分で読んで、調べて、考える学習を皆さんに身に付けてもらいたいと思います。