先週末、今週中間テストの生徒に合わせた対策Day。
もう中間テストが終わった学校も出てきており、いつもよりも少ない人数でしたが、人数が少ない分、一人ひとりと対話出来る時間がじっくり取れるため、楽しみにして生徒を待っていました。
そこへ前日聞いていた時間より数分遅れて生徒2人が到着。
その時点でもうマイナス評価。それぞれにここに来るまで何をしていたか確認すると、
(生徒)「ワークしました」
(私)『何回目?』
(生徒)「1回目です」
(私)『・・・それ以外は?』
(生徒)「いいえ・・・」
(私)『質問は?』
(生徒)「ありません。答えをみたら分かりました」
(私)『じゃあ、対策プリント作ったから確認するよ。それが出来ていれば、ちゃんとテスト勉強したことを認めるから』
それから覚えてきたことの確認のためのテストを行いましたが、結果は散々なものに。
1問2問の間違いであれば許しはしましたが、半分近くが不正解。その中にはまるまる空欄も。
その後、生徒をそれぞれ呼び出し、
(私)『テスト範囲表は見た?』
(生徒)「見ました」
(私)『このアドバイスは?』と範囲表を見せると、
(生徒)「見ていません」
(私)『よくこれでテスト勉強したことになるね! こんなのテスト勉強ではないよ!!』
(生徒)「この問題が分からなかったので、教えて下さい」
(私)『嫌です(笑)』
その後には、時間を十分にかけて解説を行いましたが、この生徒たちは今日ここに来なければ、相当危ない結果になったと思われます。(これからの勉強の仕方によりますが)
テスト勉強とは、与えらえれた範囲のワークを行えば良いというものではないありません。
出題する先生が、ワークの中からそのまま同じものを出す人であれば話は別ですが、基本出たとしても2割以下でしょう。残りの8割は、学校の授業のときに言ったり行ったりしたことや、別のワークから引用してきます。
だからこそ、学校のワークをしたから「勉強した」ではなく、それをきっかけに理解を含めることが勉強です。
ワークはあくまでも道具でしかありません。その道具を正しく使わない限り、結果にはつながらないでしょう!
中1生であれば、初めて体験することのため、何をしたら良いか分からないということは当然でしょうが、中2生・中3生は1年以上経験をしています。
同じ失敗を繰り返さないように、今一番自分の勉強の仕方を振り返ることが必要ではないでしょうか?