数学の単元は、秋中盤から冬の間は、どの学年も図形を行います。
式の計算や方程式・関数分野と違い、図形分野に苦手意識を持っている人が多く、ここで結果が出せるかどうかが、塾の腕の見せ所でしょう。
まず、図形問題で解けない人がしてしまうことは、頭の中だけで問題を考えることです。
これは、図形問題に限らず、関数や方程式の利用にも当てはまることですが、1つずつ分かる状況を図に書き込みながら解くと出来るものを、『面倒くさがって』問題文をさっと読み、「どうせ、こうだろう」と感覚で行ってしまう人が、とても多くいます。
質問のときに、一緒に図を書いて考えてもらうと、「あっ」
その後は、自力でスムーズに解け、いつも『図を書いて考えなさい』という言葉を!
また、この時期になると、作図や角度計算で出てくる折り曲げ問題。
この問題の質問も非常に多いですが、実際に紙を曲げて考えてもらうと、どことどこがくっつき同じ長さだということにも気付きます。
図形問題は、イメージがわくかどうかで決まります。そのイメージを持つために、目で見て分かる状況にして考えるようにしてください。
入試の作図でも折り曲げ問題が出た年があります。
練習で紙を曲げて考えた人は、おそらくテストでも曲げて考えて正解するでしょう!
しかし、そのような経験をしたことがない人は、全く手が出せないかもしれないでしょう。