冬期講習前最後の週末、受験生にとっては来週からの1ヵ月間の取り組みで、どこまで本番に伸ばせるかが決まってくる大事な時期となります。
生徒の現在の点数と志望校を見比べて、この冬どこまで出来るようにさせなければいけないか、そのためにはどの教材を用いて、どれからしてもらわなければいけないか、大事な方針立てを一人ずつ行っています。
講師を採用している塾であれば、各担当講師にそれぞれ立ててもらい、それをチェックすればよいでしょうが、私自ら全てを行っており、この準備がしっかりと出来たかどうかで、冬期講習での結果を出せるか、ただ受けただけかが決まり、そして入試本番の合否が決まると言っても過言ではないでしょう。
だからこそ、この準備が最も大切となります。
昔から、講師に言っていたのは、『良い授業をするためには、準備8割・本番2割だよ』と伝えていました。
ベテランの講師であれば、事前準備をしていなくてもその場のとっさの状況判断で上手く対応出来ますが、経験の浅い学生講師では、容易なことではありません。
自分が分かっているからと言って、知識のない人に教えることは、難しいことなのです。
そのため学生講師には、学校の指導案のように限られた時間の中で、どのワークの問題で何を教えるのか、そこで何を学んでもらうのか、事前に書き出して確認してもらいました。
そうすることで、授業の流れが明確になり、ある程度のどんな質問が出てくるか予想することができ、事前に調べておくことも可能になります。
限られた時間の中では、結果を出すということは、ただ塾に来て勉強させるだけでは意味がなく、自分の出来ない問題が出来るようになって初めて結果につながるのです。
本日より、受験生の一部は、先行して冬期講習を開始します。
私の準備と同様、生徒自身も、次あるテストで結果を出すための事前準備を、この冬期講習で行います。
明確にした自分の弱点を出来るようにするために、毎日の練習時間を確保し、1つずつ原因を分析しながら学習していきましょう!