先週の土曜日から本格的に始まった冬期講習は、受験生を中心に毎日教室にやって来て、自分の苦手単元を克服するために、ガンガン取り組んでいます。
夏期講習で基礎を定着させた人は実戦形式を、夏に行った基本が定着されていない人には、今一度同じ問題を確認してもらい、その後最近あった模試や確認テストを解き直すことで、基本が出来るようになれば点数が取れるのか、どれだけ基本が大切かを認識してもらっています。
いつもながら、勉強とは『与えられたものをこなすことではなく、自分が出来ないものが出来るようになって初めてしたことになるのだよ』ということを再三伝えています。
定期テストのように、「どの教科も答えを暗記すればいいよ」と考える人がいますが、決してそうではありません。
何が自分が出来ていなくて、どうして間違えたのか、それを出来るようにするためには、どのように考えなければならないのか、分析をしっかりしてもらい、1つずつ行ってもらっています。
そのため、当塾では他の塾で行うよりも時間をかけます。力がある生徒であれば、短い時間で問題を解いていっても克服していくことは可能でしょうが、そうでない生徒がほとんどで、まずは時間を十分にかけて、『出来る』『出来ない』をしっかり分けてもらいます。
自分の弱点が分からない状況で問題を解いても、少しは上がるでしょうが、大幅な点数UPは見込めません。
今日でも、「明日テストがあるから、テストに出そうなところをやりたいです」と言われましたが、私は預言者でもないので何が出るかなんて分かりません。分かるのでしたら教えてあげたいですが、それは無理なことです。
それよりも、テストの日から逆算して、いつまでにどれを出来るようにするのか考えて行動すをして、前日になって慌てて対策をすることがないようにしてほしいです。