今回の冬期講習は、受験生も多かったこともあり、盛り上がった講習となりました。
まだまだ志望校に対する目標点に到達していない生徒が多く、この冬で何とかしなければならないため、時には厳しい言葉をかけながらの指導になりましたが、よくついてきたと思います。
しかし、その大半は1年未満ということで、基本的な知識が足りなかったり、勉強の仕方や振り返りが雑であったり、即結果を求められるこの時期に、『まだまだ時間が足りず、もっと時間があれば良いのに・・・』と思う毎日です。
この冬時間を十分にかけてきたことによって、ようやく基本知識が定着してきたのですが、いざ模試になると、時間が全く足りず、点数が思ったほど出てこないことはよくあります。
正確に出来るようになって、初めてスピードを追究していくものですから、それを理解せずにただスピードばかり求めても意味がありません。
しかし、テストは限られた50分の中で解かなければならないため、ゆっくりやっていても成果につながらず、生徒にも難しいことを要求していかなければなりません。
そうならないようにするためにも、普段から当たり前のレベルを上げて、取り組んでもらう必要があります。
定期テストが易しい学校では、少し勉強をしただけで、点数が取れてしまう場合がありますが、それは短期記憶によるもので、本来の学力によるものではないでしょう。
しかし、それを自分自身納得しなければ、ワンランク上の勉強をしようとは思わないことは、当たり前です。
今回の講習では、今いるメンバーを見ていきたいこともあり、大々的に冬期講習生を募集はしませんでした。
それにもかかわらず、お問い合わせをいただき、受講していただいた方には、勉強の中身もそうですが、これからどうしていかなければならないかのことをメインに話をさせていただきました。
最初の頃は、親に行きなさいと言われて来た感じがとてもしていましたが、回を重ねることにより、発言を聞いていても、前を向き始めたなと分かるように、気持ちの変化が見られるようになりました。
塾とは、強制されて行くものではないため、私は積極的に営業はするつもりは全くありませんが、一緒に頑張って行こうと思われるなら、早い時期から来ていただいて、正しいやり方を身に付けていただきたいと思います。