昨夜、1つの連絡が届きました。
高3生からの連絡だったのですが、「明日、富山を離れるので、どうしてもその前に先生に報告したいことがあります」
「僕、東京大学に行きます!」
中2から高校入試までの約2年間見てきた生徒ですが、最初塾に来たきっかけは連立方程式が分からないということでした。
解く能力は持ってはいましたが、面倒なやり方をすごくする子で、答えが合っていればそれでいいだろうという感じが強く、ノートの書き方もきれいではありませんでした。そういう子には、『もっと楽な方法があるよ』という別解をことを徹底して伝えていきました。
あとは、高校に行ってから必要な内容を説明し、面倒なことも納得してもらった上で、今から1つ1つの作業を身に付けようと言っていました。
それは彼でもすぐには出来なかったことがありました。それでも、繰り返し言い続けていったことで、ノートの書き方がきれいになり、図を活用して方針を明確にしてから解く力が徐々に身に付きていきました。
その結果、点数も安定し学年でもトップ3に入るようになり、中部の探究科に見事合格!
それからさらに3年間努力し続け、ついには東京大学合格というところまで上り詰めることが出来たのです。
高校に入ってからは、塾で学んだ学習法を継続し、塾にも行かず学校の勉強だけで合格したとのことでした。
その知らせを、3年前に関わった私に、わざわざ報告をしてくれて、それも富山を離れる前にどうしても言いたくてと言われると、嬉しくて何も言えなくなりました!
正直、高校に行ってからはアドバイスを全くしていないので、全てその子自身の力によるものですが、中学校のときの私との出会いが、今の自分の勉強の原点と言われると、もう嬉しくて嬉しくて・・・・・。
成人して富山に帰ってきたときには、ぜひゆっくりとお酒でも飲みながら語りたいものですね。
高校の合格発表も嬉しかったですが、過去に教えてきた生徒が、久しぶりに連絡をくれて報告してくれるのも、自分のことを覚えてくれていたんだと感じられ、これもこの上ない喜びです。
今の中3生も3年後は、大学進学があります。
直接関わることはあまりないかもしれませんが、ここで学んだ経験を活かし、高校で大きく成長をし、その報告をしに来てくれることを楽しみにしたいと思います。
それに負けないくらい私自身も成長し、この塾を今以上に良くしていきたいと感じた夜になりました!