2015年もあと3週間を切りました。12月は「師走」の名のとおり、まあ忙しい時期です。
今回の冬期講習会には、本当にたくさんのお申し込みをいただいています。本当にありがとうございます。例年通常ゼミ会員はもちろんのこと、新しく参加する生徒、保護者のみなさんの面談、冬期講習会の準備で毎日忙しい日々を送っているのですが、今年は特に忙しいです。とてもありがたいことです。
「忙しい」は「りっしんべん」に「亡」です。「りっしんべん」は漢字で書くと「立心偏」となりますが、心を表します。それでよく「忙しい」は「心を亡くす」と言われます。それで先日反省すべきできごとがありました。
忙しい1日を終え、1日の振り返りMTをしている時に、うちの先生のひとりから、「『今日、大野先生忙しそうだね』と生徒が言っていましたよ」と言われました。
なんということでしょうか。生徒から「忙しそう」と思われるくらい余裕をなくしていたのです。私のポリシーのひとつでもあり、よく若手に話していることですが、生徒からの最高の褒め言葉のひとつは、「先生って悩みなさそうでいいね」です。
生徒から「悩みがなさそう」と言われるということは、「いつも生徒の前で楽しそうにしている」「心に余裕がある」ことの証拠だと思うからです。
そう思っているだけに、生徒から「大野先生忙しそう」と思われてしまったことは慙愧の念に堪えません。もしかしたら質問をしたかったのに遠慮してしまった生徒もいたかもしれません。生徒の指導より優先する仕事など存在しないのに。
いかんいかん。
忙しい時期だからこそ、心に余裕を持つようにせねばなりません。