こんにちは。教室長の大野です。
先日、研修で兵庫県に行ってきたのですが、その際、以前から気になっていたところに行ってきました。その場所とは、「東進衛星予備校西宮ガーデンズ前校」です。
「今でしょ」の林修先生などで有名な「東進」ですが、能開(ティエラコム)がFCで運営している校舎のひとつがその「東進衛星予備校西宮ガーデンズ前校」です。富山県では、「東進衛星予備校富山駅前校」と「東進衛星予備校南富山校」が能開(ティエラコム)が運営する東進です。
では、なぜ気になっていたかというと、「ガーデンズ前校」(長いので略します)には、「灘高校」と「神戸女学院高校」という、関西、いや日本で最難関の私立高校の生徒がたくさん通ってきているのです。私も今までの指導暦の中で、灘高校の合格者は2名いますが、神戸女学院に合格した生徒を指導したことはありません。
そこで、「どんな生徒たちなのか?」という興味と、「今富山県で自分が指導している生徒が将来、灘や神戸女学院の生徒と大学受験で勝負できるようにしたい」という野望(?)から、「何か盗めるものはないか」と思い、私が北陸3県のおかしの中で最もおいしいもののひとつだと思っている、「しろえびせんべい」を手土産に教室を見学させてもらいました。
教室に着いたときには、灘高校の生徒はすでに勉強を始めていました。そしてその勉強の様子を見ていると、神戸女学院の生徒たちが来始めました。
校舎に入ってくる神戸女学院の生徒たちを見て私が思ったことは、「きれいな子が多いなぁ」でした。(へんな感想ですが、あとで重要になります)そしてしばらく校舎を見学し、校長と話をして食事をしてホテルに戻りました。
ホテルに戻る電車(阪急電車)の中で、ある中吊り広告に気づきました。その中吊り広告は「宝塚音楽学校」の生徒募集広告でした。宝塚音楽学校に合格した元教え子がいたので、「その広告に載っているのでは?」と思い、じーっと見つめて探していました。(今考えてみると、宝塚音楽学校の女の子たちが写っている広告を穴が開くほど見つめているおっさんて・・・・・・)その時、いろいろなことが私の中でつながりました。
宝塚音楽学校に合格した生徒は、とても姿勢のよい生徒でした。そして、笑顔で元気よくあいさつのできる生徒でした。バレエをものすごくがんばっていた子で、学力も高い子でした。富山県で言えば富山中部高校の探究科学科に確実に合格できるレベルの子です。そういえば神戸女学院の生徒たちも、明るく笑顔で元気よくあいさつをしてくれました。さらに背筋が伸びていて、とてもきれいな姿勢をしていました。
また、灘高校の生徒の歩く姿はほとんど見ることがありませんでした。校長も言っていました。「灘や神戸女学院などの優秀な生徒たちは、いったん座って勉強を始めたら、ほとんど席を立たないでずっと座り続けている」と。私が校舎を見学していた2時間ほどで、歩いている灘高生を見る機会は、ほとんどありませんでした。
そしてその日に私が見た灘高校や神戸女学院の生徒20名ほどのうち、たまたまかもしれませんが、座る姿勢が悪かった生徒はいませんでした。
そこで私は仮説を立てました。
・優秀な生徒は「明るく」「前向きな」生徒が多い。いや、「明るく」「前向き」な生徒は優秀になる可能性が高いのではないだろうか?
・優秀な生徒は、姿勢がよいので長い時間座っていても疲れない。だから長い時間勉強することが可能なのではないだろうか?だから優秀になる可能性が高いのではないだろうか?
・男女問わず、姿勢が美しく、笑顔で元気よくあいさつができる人は「美しく」見えるのではないだろうか?
「学力=人間性」ではありません。しかし、どんな分野であっても前向きに努力し、明るくあいさつのできる人は成功する可能性が高いと思います。
生徒たちに常々話している「あいさつ」「姿勢」はやはり重要だと再確認できた見学でした。