こんにちは。教室長の大野です。
富山第一、残念でしたね。しかし全国のベスト8ですから、堂々と胸を張って富山に帰ってきてもらいたいものです。
しかし、最近の雪国勢は強いですね。高校野球でも福井県の敦賀気比、サッカーでは石川県の星稜、そして富山第一と、全国制覇する学校が出てきました。さらに、サッカーも野球も強い、青森山田、野球では全国的に知れわたっている駒大苫小牧など、昔は「雪国のハンデ」などと言われ、なかなか全国で勝つことが難しかった時代からすると、最近の雪国勢の大躍進は考えられません。私は愛知県出身ですが、太平洋側の気候の特徴で、冬は晴天が続くため、冬でも野球部やサッカー部がグラウンドでボールを使った練習ができます。雪国では、雪が積もると、ボールを使った練習がとても難しくなります。
なぜ最近の雪国勢は強くなったのでしょうか?「全天候型のトレーニング場」?「昔ほど雪が降らなくなった」?いろいろな理由が考えられると思いますが、ひとつには、「環境のせいにせず、工夫する」学校が増えてきたことがあるのではないかと思います。
昔も、何も考えていなかったわけではないでしょうが、雪が降ってグラウンドが使えなくてもいろいろな練習方法を考えて工夫して取り組むことで「グラウンドが使えないハンデ」を克服していますね。
勉強も同じです。自分が勉強「できない」理由を「お母さんがうるさいから」「兄弟姉妹がうるさいから」「自分の勉強部屋がないから」「難しくてわからないから」・・・と、言う人がいます。
しかし、ほんとうに「できない」のでしょうか?お母さんや兄弟がうるさいのなら、図書館や塾の自習室など、場所を変えれば解決します。または、押入れや縁側、クローゼットなども、工夫次第では勉強部屋になります。難しい問題は、学校や塾の先生に聞くとして、ひとりで勉強する時には暗記中心にすれば、「難しい」とか「簡単だ」とかは関係ありません。さらに工夫すれば、難しくてわからない問題の取り組み方もあります。
さあ、私も現在仕事が山積みです。偉そうに説教した分、工夫して取り組んでみます。
『為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり』
上杉鷹山