先日、二十四節気は中国において戦国時代(紀元前403年~紀元前221年)の頃に成立したと紹介しましたが、今日はその戦国時代の出来事を著した歴史書である『戦国策』を紹介します。
戦国時代というのは日本でもそうですが、いろいろな人物が出てきて活躍するので、歴史好きにとってはとても魅力的な時代です。中国の戦国時代については、現在『キングダム』という漫画が連載されていて、映画にもなっているので、ある程度はご存知の方も多いと思います。
戦国七雄「秦・楚・斉・燕・趙・魏・韓」の七国に分かれていた中国が、始皇帝によって秦一国に統一されるまでには、さまざまな栄枯盛衰があり、多くの遊説の士や政治家、武将が活躍しました。
『戦国策』を読めば、彼らの活躍ぶりの一端を知ることができます。
なお、この『戦国策』は「漁夫の利」、「蛇足」、「虎の威を借る狐」といった故事成語の出典となっています。私は県立図書館で借りましたが、文庫本も出ているようです。
興味が湧きましたら、是非、ご一読ください。