今回の中学2年生の歴史の試験範囲には、南蛮文化や南蛮人、南蛮貿易といった言葉が出てきますね。
ここでいう南蛮人とは、スペイン人やポルトガル人などの西洋人を指しますが、なぜ、スペイン人やポルトガル人などの西洋人を「南蛮人」と呼んだのでしょう?
15世紀から17世紀前半にかけて、世界は大航海時代の真っ只中でした。
当時のシャム(現在のタイ王国)、ルソン(現在のフィリピン)、ジャワ(現在のインドネシア)といった南洋諸島の地を、中国や日本では「南蛮」と呼んでおり、スペイン人・ポルトガル人など、南方を経由して日本にやってきた西洋人を「南蛮人」と呼びました。
「南蛮」という言葉は、現在でも「チキン南蛮」や「カレー南蛮そば」などの料理名に使われています。
この「南蛮」について詳しく書くと、中華思想にもふれなければいけませんが、長くなるので今日はこのくらいにしておきます。
ちょっとした言葉の中にも、歴史的な意味が含まれていることがあるものです。
今は、調べようと思えばインターネットで簡単に調べられる便利な時代です。
小さな疑問も大切にして、その答えを自分で調べる習慣をつけていきましょう。
アルゴ 天正寺校では、7/1(水)~8/31(月)の期間、夏期講習会を行います。
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