一燈照隅 万燈照国(いっとうしょうぐう ばんとうしょうこく)
<意味>
一人ひとりが、自分の身近の一隅を照らす。
それだけでは小さいあかりかもしれないが、その一隅を照らす人が増えていき、
万のあかりとなれば、国全体を照らすことが出来る。
最澄は、またの名を「伝教大師」といいます。
唐(現在の中国)に渡って仏教を学び、帰国後、比叡山延暦寺を建てて天台宗の開祖となり、大勢の弟子を育成します。
時代は少し離れますが、浄土宗の開祖である法然、浄土真宗の開祖である親鸞、曹洞宗の開祖である道元、日蓮宗の開祖である日蓮など、鎌倉新仏教の開祖や、日本仏教史で重要な功績を残した多くの僧が比叡山で修行しました。
私がこの言葉に出会ったのも、修学旅行先の比叡山延暦寺でした。
それ以来、この言葉は私の人生の一つの指針となっています。