マサチューセッツ工科大学(MIT)の認知科学研究者で、加齢に伴う知能の変化に関する研究を率いるジョシュア・ハーツホーン(Joshua Hartshorne)氏によると、「ほぼどの年齢においても、ある能力については向上が、ある能力については低下が見られる」そうです。
このことは、年代別で伸ばすように心掛けるべき能力が異なるとも考えられます。
以下、それぞれの年代でピークを迎える能力を列記します。
18歳前後:総合的な情報処理能力と記憶力
22歳:名前を記憶する能力
32歳前後:顔認識能力
43歳前後:集中力
48歳:感情認知能力
50歳:基本的な計算能力
50歳前後:新しい情報を学び、理解する能力
67歳前後:語彙力
総合的な情報処理能力と記憶力のピークが18歳前後というのは、高校卒業までに伸ばすべき能力について示唆を与えていますね。
文部科学省が、「学習指導要領等の理念を実現するために必要な方策」の中で「教科横断的な視点で学習を成り立たせていくことが課題」と言い出したのも、この「総合的な情報処理能力」と関係があるでしょう。
なお、上記の内容をより詳しく知りたい方は、下記をご参照ください。
https://www.businessinsider.jp/post-100550