今日は富山高専入試の日。
能開からも多くの生徒が受験しにいきました。いい結果が出ることを祈っています。
そんな中、我々が心配しているのは「一服感」です。
高専が第一志望の生徒にとっても、公立高校が第一志望の生徒にとっても、高専入試は「終わり」ではありません。高専第一志望の生徒にとっては「合格」が受験の終わりであり、次の5年間の始まりです。公立高校が第一志望の生徒にとって、高専入試は「大切な通過点」です。
「まだ何も終わっていない」
柔道や剣道で自分の技が決まり、「よし!」と思った瞬間が危ないと言われます。判断するのは自分ではなく審判です。審判が「一本」を宣言するまで、自分で勝手に「勝った」「負けた」と判断してはいけません。もし不合格になったとしても、そこで落ち込んでいるわけにはいきません。顔を上げて公立高校入試に向けて全力で取り組まねばなりません。まだ試合は終わっていないのです。試合中に大きな失敗をしても、落ち込んで足を止めてはいけないのです。試合終了まで戦い続けねばならないのです。ピアノのコンクールで、演奏途中で大きなミスをしたとしても、そこで手を止めてはいけないのです。最後まで演奏を続けねばなりません。反省はその後です。
高専を受けた生徒たちのほとんどが、入試後すぐに能開にやってきました。入試が終わったその日にもかかわらず、夜の9時近くまで授業を受け、その後も自習室で勉強して帰りました。
みんなわかってくれてうれしいです。
「まだ何も終わっていない」
公立高校入試に向けて、新しい高校生活に向けてラストスパート、応援していますよ。