こんにちは。教室長の大野です。
先日実施された富山市学力調査の結果が返ってきていますね。中3のみなさんにとっては、とても大切なテストです。結果はどうだったでしょうか?
私がテストの問題と、現段階の生徒たちの点数を見て思うことですが、今年も「例年どおり」11月の中教研よりは、平均点が下がると予想されます。
能開が独自に計算した、2015年11月中教研の中3富山市推定平均点は、290.7点です。これは2014年11月中教研の中3富山市推定平均点、285.3点よりも少しですが上がりました。
では、12月の富山市学力調査はどうなのでしょうか?
昨年度の富山市学力調査については、富山市教育委員会のHPで知ることができます。2014年12月実施富山市学力調査の平均点は、110.3点でした。
すると、2014年度の富山市平均は、
11月中教研 ⇒ 12月富山市学力調査
285.3点 ⇒ 110.3点
となっています。しかし、中教研が500点満点で、富山市学力調査は200点満点ですから、そのまま比べることはできません。そこで、12月富山市学力調査を500点満点に換算します。すると、
11月中教研 ⇒ 12月富山市学力調査
285.3点 ⇒ 275.8点
となり、平均点は10点下がったことになります。しかも、我々の調査分析では、上位生ほど下がり方が大きいことがわかりました。ということで、昨年の塾生たちには、
「落ち着きなさい。『点数が下がった=力が落ちた』ではないよ。」
「入試は英検や漢検のように、『◎☆点以上の人は全員合格』というテストではなく、『上から順番』だから、『点数』よりも『位置』が大事。」
と話し、
「今回の結果で『もうだめだ』『無理』と勘違いから受験勉強のペースが落ちる人が出るよ。君たちは正しい情報をもとに受験勉強を続けなさい」
と話しました。
で、今年ですが、やはり中教研よりは取りづらいテストになっていると予想されます。塾生と冬期講習会参加者には分析完了後に詳しいお話をします。
自分の感覚だけで「もうだめだ」「無理」などと判断せず、努力を続けましょう。