3月ですね。いよいよ公立高校入試が近づいていきました。
受験生のみなさんは落ち着いて最終チェックに入る時期です。
あせって夜遅くまでやったり、逆にペースを落としたりせず、きちんとペースを守っていきましょう。
さて、今回は公立高校入試の作文にちょっと役に立つお話です。
「補助動詞」という言葉を知っていますか?
文法で出てくる言葉ですが、受験生のみなさんには、「補助の関係」という言葉のほうがなじみがあるかもしれませんね。どんなものかというと、「やってある」「読んでおく」などです。
その場合、の書き方は、「ある」?「有る」?「おく」?「置く」?どうなのでしょうか。
原則は、「ひらがな」です。
「漢字」で書いた場合は「本動詞」(通常の意味の動詞)となり、
「ひらがな」で書いた場合は「補助動詞」になるのです。
例をあげてみます。
例)A「木に登って見る」
B「木に登ってみる」
AとBは、意味が違います。
Aは「木に登ったあとに(何かを)見る」という意味で、
Bは「木に(試しに)登ってみる」という意味になります。
ですから、みなさんが作文で、一般的に「~シテミタ」という時には、
「見た」ではなく、「みた」を使う方がいいのです。
また、「こと」と「事」、「もの」と「物」についても、同じような関係があります。
説明が長くなるので原則だけ紹介しますね。
▲努力する事が大切だ。
○努力することが大切だ。
▲その経験は私にとって、とても貴重な物になった。
○その経験は私にとって、とても貴重なものになった。
ちょっとしたことですが、知っておくと便利ですね。