まだ6月だと言うのに、教室横の松川ではセミが鳴き始めました。
聴き方次第ではうっとおしいセミの声ですが、セミの一生はよく土の中で7年。
地上出てきてわずか1週間でその生涯を閉じると言われますよね?でもこれ事実とは
異なるって知っていましたか?土の中にいる年数もセミの種類によって違うのですが、
クマセミでだいたい5~6年。地上に出てからは、約1ヶ月も生きています。
ではなぜセミの一生が儚いといわれるようになったのか?諸説いろいろありますが、
それは飼育の難しさにあるようです。飼育をしようとすると難しく1週間で死んでしまう。
また、土の中にいる期間と、地上で生きている時間の差が激しすぎるからかも知れません。
カブトムシの寿命は生まれてから約1年。セミのほうが圧倒的に長い。
知っていることと事実が違うなんていう発見があると面白いですよね。いろいろな生き物の寿命や生態について学べる生物学。まだまだ解明されていないことも多いので、大学で本格的に勉強してみると新しい発見があるかもしれませんよ。この夏の自由研究のテーマにしてみるのも面白いですね。