あけましておめでとうございます。教室長の大野です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
1年に1回しかつかわないあいさつですが、とても大切で、気持ちのよいあいさつですね。
さて、能力開発センター富山本校、演習道場、能力開発センター南富山本校、ホロン富山教室、ホロン南富山教室、東進衛星予備校富山駅前校、東進衛星予備校南富山校の受験生たちは、今日も勉強しています。
「受験生に正月はない」などと言われることもありますが、私は受験生にとって正月はとても意味のある日だと思っています。
正月は、世の中の多くの人たちがゆっくり過ごす時ですが、働いている人たちもたくさんいます。コンビニや飲食店、「発売り」をするお店のみなさん、交通機関のみなさん、警察、消防関係のみなさん、医療関係者のみなさん、マスコミ関係のみなさん・・・、そして塾の先生たち。
ふだんは考えたこともないかもしれませんが、いろいろな人に支えられて、この世の中は成り立っていることを実感できる時なのかもしれません。
そして、「なんで正月に勉強してるんだ?」と自問することは、それくらい自分は「本気で受験に取り組んでいる」ことの証明になります。「受験ごときで何を本気になっているの?」という意見には同意できません。「仕事ごとき」「恋人ごとき」「家族ごとき」「野球ごとき」「ピアノごとき」・・・人の価値観はそれぞれです。「反社会的な行為」でない限り、その人が本気で取り組んでいるのであれば、それはとても貴いことだと思っています。それをまわりの人間がとやかくいうことではありません。
わたしは小学6年生(中3でも高3でも同じですが)に「はちまき」を巻かせて「えいえいおー!」をすることには違和感を覚える人間です。ですから、能開では「はちまき」も「えいえいおー」もしません。しかし、やっている子どもたちを否定する気にはなれません。真剣に一つのことに取り組んでいる姿はとても美しいものです。まあ、自分も中学高校時代に運動会で「はちまき」をまくと、気持ちが引き締まった経験があります。私を含む多くの人にとって「はちまき」には気持ちを引き締める効果はあるのでしょうね。
今日も受験生たちは真剣に勉強に取り組んでいます。そういう美しい姿を見ながら1年を始められることに感謝したいと思います。