こんにちは。教室長の大野です。
「誤解」と「思い込み」シリーズ(?)も3科目目ですね。
国語は最も世の中で誤解されている科目のひとつでしょう。「国語の勉強のやり方がわからない」という人も多いですね。国語の勉強はどのようにすればよいのでしょうか?
そこで、考え方ですが、私が尊敬する「ルロイ修道士」の言葉を引用します。
「困難は分割せよ」
国語も他の科目と同じように、「暗記」すれば点につながるところがあります。まず点数を上げたい場合には、ここから攻めるとよいでしょう。
「暗記」でなんとかなる範囲→「漢字」「文法」「文学史」
まずは漢字からお話します。
これはやり方が悪いと「時間がかかる」のに「覚えられない」という状況になってしまい、漢字が「苦手」になり、「嫌い」になってしまいます。こうなるともう、悪循環にはまってしまいます。
では、漢字を「時間をかけずに」「確実に」覚える方法とは?
まあ、当たり前の方法です。
例えば、定期テストの範囲となっている熟語の「書き」が30個あるとします。
①3分で解き終える。
ここが1つ目のポイントです。そもそも勉強(練習も同じですが)とは、「できない」ことを「できる」ようにすることを言います。ということは、「できないこと」を発見することが勉強の第一歩です。ということは、「問題を解く」ということは、勉強ではなく、勉強の「準備」なのです。「準備」に時間をかけず、「勉強」に時間をかけねばなりません。だから「3分」なのです。1つの漢字について6秒以内に答えていき、6秒経ったら「とばす」のです。すると、3分で「書ける漢字」と「書けない漢字」を分ける作業が終わります。
②○×を2分でつける
「書けた漢字」の中にもあっているものと間違っているものがあります。それを「仕分け」する作業です。これも時間をかけてはいけません。
③「書けなかった漢字」「間違えた漢字」に印をつける
さあ、ここからが勉強です。この段階で「書けなかった漢字」「間違えた漢字」が15個あったとします。
④「書けない漢字」「間違えた漢字」を「30秒」ずつ「書いて」練習する。
1つの漢字につき「30秒」です。これを守ってください。すると、8分で終わります。
⑤「④」で練習した漢字が書けるようになったかどうか2分で「チェック」する。
「練習しました」で終わってはいけません。目的は「書けるようになること」です。
ここでまた5個間違えたとします。
⑥「⑤」で間違えた漢字を「30秒」ずつ「書いて」練習する。
3分で終わります。
⑦「⑥」で練習した漢字が書けるようになったかどうか1分で「チェック」する。
ここでまた2個間違えたとします。
・・・・・これをくり返すと、30分もあれば30個の熟語は完璧になります。
⑧この作業を定期テストの勉強の最初と前日の2回行う
これでテストでかなり取れるはずです。人によっては15分くらいで終わりますよ。試してみてください。