こんにちは。教室長の大野です。
最近、とても忙しくて、更新していませんでした。その理由は、タイトルのとおりです。本日1/30に富大附属中入試が行われました。
能開として、最後の追い込みで合格の可能性を「あと3%上げる!」という意気込みで直前対策を徹底しました。ここまで来たら、「今持っている力を出し切れずに」不合格になる生徒は1人たりとも出さない。仮に不合格であったとしても、「今持っている力を出し切った」結果としての不合格であってほしい。そして結果にかかわらず、「次につながる経験」にしてほしいと心から願っていることを生徒たちに伝えました。
水曜日には合格発表です。どんな顔で報告してくれるかがとても楽しみです。
毎年私が入試を終えた生徒に渡すメッセージを載せておきます。今年の生徒たちにも渡しました。
入試を終えたみなさんへ
試験おつかれさまでした。ここまでよくがんばってきました。つらいことがあったり、投げ出したくなったりしたこともあったかもしれません。しかし、ここまでやり遂げ、この日を迎えることができた。そのことが大切なのです、心からすごいと思います。本当によくがんばりましたね。水曜日は合格発表です。もう結果は変えられません。きちんと心の準備をして発表を迎えてください。
今まで何度もお話ししてきましたが、『中学受験』は『失敗しても中学生になれる受験』です。だから点数が高いから受験するとか低いから受験しないというようなものではなく、『やりたい』『がんばりたい』という挑戦する気持ちが重要なのです。『合格』を目指して努力するのは当然ですが、合格した人が『えらい人』で、不合格になった人が『ダメな人』ではありません。大切なことは、出た『結果』をどう受け止めて、今後にどう生かすかです。
一隻の船は東へ、もう一隻は西へ行く。
同じ風を受けて。
進路を決めるのは風ではない。
帆の向きである。
人の行く手も海を吹く風に似ている。
人生の航海でその行く末を決めるのは、
なぎでもなければ、嵐でもない。
心の持ち方である。
(運命の嵐、エラ・ウィーラー・ウィルコックス)
先生も船のことはよく知らないのですが、ヨットは向かい風でも前に進むことができるそうです。『合格』という『追い風』を受けても、そのあと勉強しなくなってしまい、高校受験で失敗する人もいます。また、『不合格』という『向かい風』を受けながらも前を向いて進み、高校受験で成功する人もいます。もう一度言います。『結果』をどう受け止め、これから始まる中学校生活にどう生かすかが大切なのです。転ぶことは恥ずかしいことではありません。転びたくなければ、何もせずじっとしていればいいのです。転ぶことは挑戦した勇気の証明なのです。転ぶことは『敗北』ではありません。立ち上がることをやめたときに人は『敗北』するのです。『合格』もゴールではありません。中学校生活という、新たな生活の『スタートライン』を富山大学附属中学校で迎えることになるというだけです。たとえ合格しても、前に進むことをやめた時に人は『敗北』するのです。
どの中学校に入学することになろうが変わりません。先生たちは、あなたのことを応援し続けます。今回の結果がどんな結果であったとしても、あなたが前を向いて進んでいくエネルギーになるよう、心から願っています。
最後にもうひとつ。発表後、今まで支えてくれた家族にお礼が言えますか?どんな結果であっても、照れくさくても、こういうことがきちんとできる人になってください。感謝するべき時には、素直に「ありがとう」が言える人になってください。それが言えれば、この『中学受験』は『大成功』ですよ。