前回①では、強いチームこそ礼儀正しいという話をしましたが、今回は、
上手な選手こそ、意識して基本練習を行っている
シュートであれ、パスであれ、ドリブルであれ、ただ練習をすればよいのではなく、意味を持って行うことです。
中学生にドリブルを教える際、堀川選手は190センチ以上の身長があるにもかかわらず、中学生よりも低いドリブルをするそうです。
理由は、ドリブルが高いと相手にカットされやすいからです。
単純なことかもしれませんが、実際バスケットをしている人でそのようなことを考えてどれだけの人が行っているのでしょうか?指導者に教えてもらったことがなければ当然出来ないでしょうが、1度聞いたことがあった人でも、それを練習で意識して行っている人はどのくらいの人がいるのでしょうか?
また、シュート練習をする際、ただやみくもにシュートを打つのか、試合で相手選手がいることを想定した上で打っているのかで、本番での成功率も全然違うでしょう。
上手な人は、コーチから言われたことを素直に吸収して、姿勢を意識しており、逆に上手くない人は、格好いいプレーをやりたがり、基本練習をおろそかにしている傾向があるそうです。
やっぱり、スポーツも勉強も同じだと実感させられました。
テストで点数を取っている人は、基本公式・基本用語・基本単語をしっかり覚えています。
当然、最初から出来ているわけではありません。
練習で間違えをたくさんします。その間違えから、『なぜ・どうして・そのためにどうしたら良いか』を考えます。見直しのポイントも覚え、練習においても面倒な作業してくれます。
だから、本番で安定した結果を出してきます。
今回のテストでも間違えた所を見ていると、確かめをすれば間違いに気付ける問題も、「面倒・時間がなかった」という言い訳で、怠った人がいます。練習で普段からしていれば、スムーズに出来ることも、しなければ当然何も出来ません。
また、練習でダラダラとしている人とスピードを意識して解いている人とでは、解いている姿勢が違います。聞き手と反対の手でノートを押さえ、体はやや前傾姿勢、椅子の背もたれに寄りかかっていてはスピードは付かないでしょう!
よく生徒から聞く言葉で、「学校の先生に言われていないからしていません!」「え、それするんですか?」
それに対して、『学校で言われないから、塾でここで言っているのでしょう!』へんなときだけ、学校の責任にして、自分の非を認めないことがあります。
それでは、何も変わりません!自分を変えるためにも、基本動作を覚えそして実行することが、スポーツにおいても勉強においても、大事なことだと考えます。